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帰りは八風街道で(2) [ROAD]


今日は雨がパラつくとの予想。
湿度が高いのか20分歩いて会社に付くとじっとり汗が・・・。
内緒でエアコンを冷房モード23度で運転させました。


4/30(日)のサイクリングの続きです。

湖東三山西明寺横にあるそば屋さんで昼食。
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湖東三山西明寺、国宝があるというので見学しました。
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琵琶湖の東、鈴鹿山脈の西山腹に位置する。寺伝によれば承和元年(834年)、三修上人の創建という。三修上人は、修験道の霊山として知られる伊吹山(滋賀・岐阜の県境にある)の開山上人と伝えられる半ば伝説化した行者である。伝承には、承和元年のある日、琵琶湖の西岸にいた三修上人は、湖の対岸の山に紫の雲のたなびくのを見て不思議に思った。そこで神通力を用いて一気に水面を飛び越え、対岸に渡ると、今の西明寺のある山の中の池から紫の光がさしていた。三修上人がその池に祈念すると、薬師如来の像が出現し、その姿を刻んで祀ったのが寺のはじまりであるという。寺のある場所の地名を「池寺」というのは、この伝説に基づいている。承和3年(836年)には仁明天皇の勅願寺となり、寺領が寄進され、諸堂が建築されたという。「西明寺」の寺号は前述の紫の光が西の方へさしていたことによる。

近江(滋賀県)地方の他の多くの古寺と同様、西明寺も平安時代から中世へかけての歴史は必ずしも明らかではなく、上述の開創伝承もどこまで史実を反映したものかは定かでない。しかし、現存する本堂、三重塔は鎌倉時代の本格的な建築であり、この頃にはかなりの規模を有していたものと思われる。

元亀2年(1571年)、比叡山延暦寺の焼き討ちを行った織田信長は、近江国にある比叡山傘下の天台寺院をも焼き払うことを命じ、西明寺も信長配下の武士によって焼き討ちの運命にあった。しかし、寺僧の機知により、山門近くの房舎を激しく燃やし、全山焼失のように見せかけたため、山奥に位置する本堂や三重塔は焼失をまぬがれたという。この兵火の後は荒廃していたが、徳川家などの庇護を受けて徐々に復興し、近代に至っている。
------Wikipedia-------
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このような参道を上がっていきます。
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蓬莱庭(説明板より)
江戸時代、延宝元年(1673)望月越中守が、西明寺復興の記念として造られた。池の中央は折り鶴を形どった鶴島で左が亀島である。池の水の部分は心字池となっていて池泉回遊式である。
 築山の立石群は本堂に安置している本尊薬師如来や他の仏像をお迎えしているのであり、植木の刈り込みは雲を形どり仏の世界を仮想具現したのである。枯滝、枯山水との調和のとれた小堀遠州をまねた造園になっており、庭の一角には石楠花八重紅梅、百日紅の古木があり、鎌倉の八角石灯籠や連珠模様の室町を偲ぶ石灯籠がある。国指定文化財。
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本堂(国宝)
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入母屋造、檜皮葺き。鎌倉時代前期の和様建築。中世天台仏堂の代表作として国宝に指定されている。内陣中央の厨子には本尊薬師如来立像(重要文化財、秘仏)を安置し、左右に日光・月光(がっこう)菩薩像、十二神将像、二天王像(重要文化財)などを安置する。
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三重塔(国宝)
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本堂の右(南)に建つ。檜皮葺きの和様の三重塔である。様式的に鎌倉時代中期~後期の建築とされる。初層内部には大日如来像を安置し、内部の柱や壁面には極彩色で仏・菩薩、牡丹、鳳凰などが描かれている。壁画の主題は、4本の柱には両界曼荼羅のうち金剛界曼荼羅成身会(じょうじんね)の三十二菩薩を表し、壁面には計8面に法華経二十八品(章)の説話を表している。これらは国宝建造物の一部であるとともに、「絵画」として別途重要文化財に指定されている。
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二天王立像(説明板より)
四天王の内、持国・増長の二天が守るので二天門と言われる。
1571年(元亀二年)、織田信長の配下によって西明寺は焼き討ちに遭うが、幸い本堂と三重塔、そして二天門・二天王立像は難を逃れた。
この大きな仏像は、幾つもの木材をつなぎ合わせた寄木造で二体共に像の高さは1.95メートルである。
1429年(正長二年)、院尋という仏師によって造られたもので、作者と制作年代の分かる木像として大変貴重なものである。
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春よりも、紅葉の秋に来ると良いようです。


つづく


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コメント 6

tac-phen

新緑が見事で静寂感たっぷりの寺社仏閣ですね。

暑くなってくるとこういうところの涼しさがすごく心地いいです。

確かに秋の紅葉時もよさそうです。
by tac-phen (2012-05-02 04:51) 

teddy0905

tsunさん!!
 素晴らしいツーリングですね~!
ここ「西明寺」湖東三山のなかでも本当にゆったりとしたお寺ですね!!
売店で売っている【線香】、母親が好きで何度か買いました。
 琵琶湖周辺、途中越、大原、京都、銀閣寺へ行こうと思うこの頃です!
by teddy0905 (2012-05-02 07:43) 

みぞお

お寺のたたずまいが、新緑と重なって、良い雰囲気ですね。
癒されそうです。
by みぞお (2012-05-02 10:31) 

tsun

tac-phenさん
国宝が二つもあるのにホントひっそりしていました。
とくに参道を上がっている時は誰もいなくて、樹木とコケの緑が鮮やかでした。
by tsun (2012-05-02 18:39) 

tsun

teddy0905さん
さすがteddy0905さん、いろいろと行かれてますね。
人が少なかった所為か、ゆったりとひっそりとしていました。
特に琵琶湖西側から京都はいろいろあって楽しそうですね(^・^)
by tsun (2012-05-02 18:58) 

tsun

みぞおさん
ここはコケが至る所に生えていて、とてもコケを大切にしているようでした。
なんて書けばいいのか、コケの緑が眩しかったですよ。
by tsun (2012-05-02 19:03) 

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