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「無私」とは私心の無いこと [読書]


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映画『殿、利息でござる!』が面白かったので原作の方を読んでみました。
映画は、原作を面白おかしく味付けした感じでした。
原作は当時の時代背景(江戸中期から後期)がより詳しく分かり面白かったです。

この本の中には、映画になった穀田屋十三郎、江戸時代中期の儒学者である中根東里、そして、江戸時代後期の尼僧・歌人・陶芸家である大田垣蓮月の三人について書かれています。
私が知る由もない、ほとんど無名に近い無心の三人でしたが、心に残る人々となりました。

江戸期には「無私」という哲学が息づいていたと作者は書いてます。
「江戸期の庶民は、親切、やさしさという、この地球上のあらゆる文明が経験したことがないほどの美しさをもっていた」
自分のことはさて置き、そんな日本に戻ってくれればと、切に願う私です。


無私の日本人 (文春文庫)

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  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/06/10
  • メディア: Kindle版



殿、利息でござる! [DVD]

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  • メディア: DVD



ローラー台

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走行距離:15.0Km
2017年度自転車総距離:595.1Km


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コメント 8

ranran

江戸が長く続いたのも 訴、目安箱が機能していたからでしょうか
中期なら 大岡越前もいましたよね

無私ですかぁ、、ウチの会社なら もし目安箱に何か入れたら 入れた人が罪人扱いですからねww
by ranran (2017-03-10 08:19) 

リュカ

磯田先生の話って面白いです。
番組で出てるとついつい見ちゃいます。
この人の授業受けたら面白そうだなーって思っちゃう^^
by リュカ (2017-03-10 09:21) 

えりっしお

>自分のことはさて置き、そんな日本に戻ってくれればと、切に願う私です。
ムシのいい話ですね ヾ(*>∀<)ノ゙キャハハッ
by えりっしお (2017-03-10 17:36) 

Loby

大河ドラマなどでもよく無名のヒーロ/ヒロインが取り上げられますが、
ふつう歴史などで学ばない(名前が出てこない)けど、その生き様、
考え、進取性などで多くを学ぶことのできる人物がいますよね。
私もこういう本は好きです。
by Loby (2017-03-10 21:32) 

tsun

ranranさん
ranranさんから散々聞かされているので、私も、無私の対局、有私の会社として認識しています(笑)
by tsun (2017-03-11 00:42) 

tsun

リュカさん
ちょっとだけお姉的な印象を受けますが、私も結構好きです。
この本のあとがきも良かったですよ。
by tsun (2017-03-11 00:43) 

tsun

えりっしおさん
最高!(笑)
by tsun (2017-03-11 00:44) 

tsun

Lobyさん
この人達はまだ名を残しましたが、無私であったがゆえ歴史に埋もれてしまっているすごい方々がまだたくさん居たんだと思います。
by tsun (2017-03-11 00:48) 

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