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令和二年一月二十二日 エースのジョー [中日春秋]


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私の中の宍戸錠さんに一番近いイメージ

・危険ドラッグとまで指摘された「ストロング系チューハイ」、なぜ税率が低いのか
・ストロング系チューハイに薬物依存研究の第一人者がもの申す 「違法薬物でもこんなに乱れることはありません」
こんなニュース気をよく見掛けます。

人気の缶チューハイ、今ではストロング系を各社がこぞって商品化しています。
少し前には缶酎ハイ「檸檬堂」を発売するコカ・コーラが、販売数が予想をはるかに上回り生産が追いつかないため、出荷を一時取りやめると発表しました。
私も「檸檬堂」の鬼レモン(9%)を、グビグビとジューズ感覚で飲んでますが、気持ち良いほど酔えるんです。発泡酒や第3のビールにくらべても安い値段で買え、簡単に酔えて美味い。
なるほど、危険ドラッグのようではあります。

ある朝、目覚めると一匹の巨大な虫に変わった自分がいる。カフカ『変身』の有名な一節を借りて、宍戸錠さんは自伝的小説で手術に臨んだ当時の苦悩を振り返っている。美容整形の言葉が今よりなじみの薄い時代、ほおを膨らませる手術を受けた

▼野球選手を演じるのにやせて見えたのが、きっかけとも伝わる。個性を求めての大きな賭けだったであろう。「やるからにはおれは勝つよっ、てことで」(東京新聞編集局編『最後の言い分』)。以来四十年あまり。手術の効果は測りようがないが、役者魂に裏打ちされた個性はものをいったはずだ

▼もとは二枚目志向であった。石原裕次郎、赤木圭一郎、小林旭さんらの日活でスターの座は遠かったが、注目を集めるときがやってくる

▼コミカルな人間くささがにじむアクション俳優像は、それまでの大スターと大きく違っていた。アート性の高い鈴木清順監督の「肉体の門」などでの好演も多くの人の記憶に残っているだろう

▼アクション映画が隆盛期を過ぎても活躍し、笑いとしゃべりのセンスは、テレビを通じお茶の間に愛された。「エースのジョー」が亡くなったと訃報があった。八十六歳だった

▼ほおの中にあった「オルガノーゲン」なるものは六十代で取り除いている。役者人生と人々に愛された記憶の象徴だからだろうか。かつて骨つぼに入れてほしいとも語っていた。
中日新聞:中日春秋(朝刊コラム)


子供のころの私の中でも、もうすでに映画俳優という印象はなく、タレント色が強い俳優さんでした。
バラエティ番組の方が印象に強いのですが、好きだったドラマ『プロハンター』では、ずっこけ刑事を好演しておりました。テレビではそういう役が多かった気がします(そのずっこけ刑事の間抜け部下には小林稔侍さん)。

昭和8年12月生まれということで、私の父(昭和9年1月)と同い年でした。
孤独死とも言われていますが、晩年のなり寂しく一人暮らしというのは寂しいものですね。

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