令和二年二月四日 二回目の札幌オリンピックを目指す

梓みちよさんが亡くなりましたね。ご冥福をお祈りします。
代表曲の「こんにちは赤ちゃん」(1963年)は、私が生まれる前の歌ですが、昭和生まれなら誰でも知っている偉大な歌であります。
その次に流行ったとされるのが「二人でお酒を」(1974年)ですが、今でも1番なら空で歌えたりします。
この歌の作詞は山上路夫さんで、「私鉄沿線」、「瀬戸の花嫁」や「ガンダーラ」などたくさんの作詞があります。
しかし、私が一番好きなのは「北国行き」(1972年)なのです。
小学校低学年だった私には、歌詞の意味が分からずとも、あの語感と曲のイメージが心地良かったのだと思います。
今、改めて歌詞を見てみると、これが実にいいんですね。
恋や夢が破れたら、やっぱり北国に行きたくなります。

街のあちこちに「ＹＯＫＯＳＯ」の文字をみることができたという。運ばれてきた聖火の上には、青い空が広がっていた。厳しい寒さと人々の熱気の中で四十八年前の昨日、札幌五輪は開幕している

▼招致に成功しながら、東京五輪とともに、戦争によって返上した過去がある。多くの人にとって戦後の悲願であった五輪だった。日本の経済成長を後ろ盾に、多くの施設が新設されている。日本勢の活躍とともに、大会の熱気を覚えている方もいるだろう。札幌の名を世界に知らせる好機でもあった

▼強い思いと経済の上げ潮に乗って実現した祭典から、半世紀近くが過ぎる。先週、札幌市が二〇三〇年の冬季五輪の候補地に決まった。国際オリンピック委員会からは評価を得ているようで、二回目の招致は有望だともいう

▼近年の日本勢の活躍を思えば、十年後ながら、競技面は大いに期待できそうだ。半面、前回に比べ足りないように思えるものもある

▼市民の支持はこれからにみえる。かつてのような経済成長が望めず、人口構成もさらに変わっていく中、若い世代に大きな負担を残すことはできないはずだ。寒さや雪まで足りないかもしれないと思わされる昨今でもある

▼かかる費用を抑えつつ、なぜ二回目の札幌なのかを打ち出す必要があろう。かつてのような熱気を手に入れるのは、さほど簡単ではないようにも思える。
中日新聞：中日春秋（朝刊コラム）

72年の札幌オリンピックは覚えているんです。
とは言え、あの日の丸飛行隊の笠谷選手ぐらいですが。
日本人選手が表彰台独占だったので、ラグビーワールドカップの時のように日本中が湧いたんでしょうね。

今更感のあるオリンピック招致ですが、札幌市民はこの候補地決定をどう思っているんでしょか。

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タグ：オリンピック招致 梓みちよ

コメント 8

オリンピックやる必要あるのかな。
各競技の世界大会ではいけないのかな。
by nikki (2020-02-04 22:08) 

「北国行き」
朱里エイコですね。匪石も大好きです。
彼女は米国でも認められてて確かビートルズの誰かに米国に
留まるように勧められたそうです。
ただ若い彼女はそれが誰かも判らずにいたそうなw
by 匪石 (2020-02-05 08:30) 

nikkiさん
そうですよね。
サッカーとかラグビーとかのように、それぞれの世界大会の権威を高めれば良いのではないかと思います。
by tsun (2020-02-05 15:56) 

匪石さん
リンゴみたいですね。
「あれっ、なんだコイツ。オレのこと知らないのか」、だったでしょうね(笑)
「北国行き」、ホント良いですよね。
by tsun (2020-02-05 15:59) 

札幌オリンピックは4才だったので全然記憶にないですね～
田舎に住んでいると全然オリンピックイヤーという実感が無く焦っています。
前回の東京オリンピックのような国家事業というよりはIOC主催のイベントのような印象を持っています。
by 青い森のヨッチン (2020-02-05 20:28) 

正直言って他所でやって欲しいです。
2030年まで元気でいられるかどうかの自信もないのですが。
マラソンの警備に駆り出される可能性があると思うと憂鬱です（笑）
by ももんが (2020-02-05 20:43) 

青い森のヨッチンさん
ハッキリ言って、こちら名古屋でも。
さすがにオリンピック景気に、少しは恩恵を与った勤め先ではありますが、それで給料が上がった訳でもなく・・・。
そうですね、IOCのお金儲けの為のイベントですよね。
by tsun (2020-02-06 09:22) 

ももんがさん
10年後ですか、自分の年齢を考えたくないです。
いきなりの札幌でのマラソンですもんね。でも、お仕事関係で警備でしょうか？
by tsun (2020-02-06 09:24)