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中辺路歩き(二日目後半) [熊野古道]

中辺路歩き(ニ日目後半)

この辺りで一人歩きの欧米系のおねーさんに抜かれる。
「こんにちは」、「コニチハ」。
何だかウキウキする。
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発心門王子に到着するが、そのまま歩き出す。
おねーさんはベンチに座り、昼食のようでした。
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62番目の道標の辺りにキレイな休憩所とトイレがあったので昼食。
朝から固形物を食べていなかったので、腹ペコでした。
お湯を入れてから15分も待たないと食べられない“ちらし寿司”を待つ間、紅茶を飲んで気を沈めます。

マジックライス ちらし寿司

マジックライス ちらし寿司

  • 出版社/メーカー: JTB
  • メディア: その他


うみゃ~!

ここの休憩所の話好きなおばさんから、あと2時間だよと教えて貰いました。
よ~し、出発だぁ。

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水呑王子を過ぎたところ。
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も、もうすぐだ・・・。
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熊野本宮大社裏に到着。
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参拝してから、大斎原へ。
終わっちゃった・・・。
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満車状態の駐車場へ戻り、着替えてからこのお店へ。
お土産用のめはり寿司二人前(12個)を注文。
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待っている間にめはり寿司。
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那智駅に隣接する道の駅「なち」までひとっ走り。
ここのお風呂が良いんです。
コーヒー牛乳飲んで帰路につきました。
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道の駅「なち」を出たのが17時半。
家に着いたのが22時半でした。


寝床。助手席側をフラットにして仮眠、就寝。
帰りのクルマの中は汗だらけの服で臭いました。
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お土産。美味しそうでしたが普通でした。
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中辺路歩き(二日目前半) [熊野古道]

中辺路歩き(ニ日目前半)

日曜日のこの日は、予報では雨。
起きた午前5時の時点では雨はまだ落ちてきていません。
6時36分のバスに乗るため、熊野本宮大社まで移動。
クルマは大社の国道を挟んだ世界遺産熊野本宮館の駐車場に停めさせていただきました。
着替えなどをしている内に時間になり、バス停を探します。
本宮前にある筈のバス停が分からなく、一つ先のバス停で乗り込みました。
(帰りに分かりましたが、駐車場内にバス停がありました(汗))

野中の一方杉のバス停で降り、昨日の終了地点の継桜王子のとがの木茶屋へ。
とがの木茶屋の女将さんから耳寄りな情報を教えていただき出発。

秀衡桜。
奥州の藤原秀衡ゆかり(しかし4代目の明治中期)の木であるが、2011年11月に倒れこの姿に・・・。
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小雨がパラパラ。
下だけカッパを穿いて、折り畳み傘を差しました。
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能瀬川王子跡。
明治中頃までは集落もあったようです。
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能瀬川沿いの林道に出て少し歩くと・・・
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迂回路を進みます。
岩神王子はパスとなります。
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この迂回路が峠(岩上峠)越えで厳しい。
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蛇形地蔵を過ぎると、迂回路が終わります。
湯川川。
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湯川王子。
ここを過ぎると三越峠へ。
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こんな崩落場所も。
工事中でしたが、これも二年前の豪雨時に発生した崩落でしょうか。
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音無川沿いの林道を進むと湯の峰温泉方面への赤木越(熊野古道)の分岐があり、その先にある船玉神社。
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猪鼻王子。
林道を降りて、また林道へ戻る。知っていればパスしたい。
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発心門王子へと続くこの辺りから、どこからとなく現れて歩く人達が多くなってきました。


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中辺路歩き(一日目後半) [熊野古道]

中辺路歩き(一日目後半)

食事休憩後、最初に現れた十丈王子。
十丈峠の杉林のなかにあり江戸時代には付近に数戸の家があったとされている、ようである。
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こんな標高のところを登ったり下ったりしています。
ちょうど半分の距離を歩いています。
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逢坂峠。
「旅人の徒歩行き交ひしげきとき 父祖ここに住み茶屋いとなめり」 花仙
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大阪元王子。
普通の格好の人が何人か居ました。
もう少し先を進むと国道に道の駅がありました。ここから歩いているようです。
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牛馬童子像。
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滑りやすい石敷の坂を下り、眼下には近露の町。
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日置川に架かる北野橋から。
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近露王子。
ここでアンケートに答え、オリジナル絆創膏をいただきました。
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野長瀬一族とは、南北朝時代に熊野に逃れた護良親王を助けた近露の豪族。
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近露から継桜まではこんな道が続きました。
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継桜王子。
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とがの木茶屋。
この日はお茶屋さんとしてはやっていないようでした。残念。
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朝7時半より歩き始めて、7時間でした。
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ここから駐車場のクルマに戻って、渡瀬温泉のキャンプ場に行きます。
ところがこのキャンプ場はオートキャンプ場では無いようで、テントを持ってきていない今回はそれでは意味がありません。
お風呂だけいただきました。
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途中、めはり寿司を食し・・・
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道の駅「奥熊野古道ほんぐう」へ。
宿泊禁止で仮眠はOK、私は仮眠です(汗)
向かいのAコープでビールとチューハイを買い、いい気分で18時就寝。
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寝付かれないかなと思いましたが、疲れていたのか翌5時までグッスリでした。
本当は4時起きの予定だったので、日曜日は朝食抜きとなりました。


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中辺路歩き(一日目前半) [熊野古道]

3時間ほど仮眠して、土曜日の0時に出発。
伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道、伊勢自動車道、紀勢自動車道、そして熊野尾鷲自動車道等を走り継いで新宮市手前にある道の駅「紀宝町ウミガメ公園」に到着。
ここまで約3時間。早く着きそうなのでここで一時間ばかり仮眠しました。
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国道168号線の道の駅「瀞峡街道熊野川」でもう一度仮眠して、6時頃に本日の歩き終点の「野中の清水」の駐車場へ到着。
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国道のバス停まで20分ばかり歩きます。7時にバスに乗り込みます。
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約30分で出発地点の滝尻に到着。
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滝尻、中辺路の起点です。
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歩き始めは登りの連続で汗がタラタラ・・・。
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不寝王子。
王子を巡りながらの歩行となりますが、王子とは皇族が歩いた時のための休憩所跡ということです。
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飯盛山からの眺め。
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高原霧の里休憩所。サイクリストの姿も。
どこから現れたのか団体さんがいっぱいでした。
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高原霧の里休憩所からの眺め。
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旧旅籠通り辺り。
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えっ、あと4時間も・・・。
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比較的平坦で歩きやすい道が続きました。
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高原池。
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人気のない、やっと見つけた休憩所で昼食。
朝からパワーバーのGELのみだったので、美味しかったです。
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一日目後編に続く


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中辺路歩き(写真ダイジェスト) [熊野古道]

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土曜日は18Km。良い天気。
日曜日は22Km。小雨が降ったり止んだり。
さすがゴールデンコース。昨年の大雲、小雲取越コースとは違って歩いている方が多かったです。
外人さんが多かったのが印象的でした。


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国道42号土砂崩れ [熊野古道]



お昼のニュースを見てビックリ。
予定では来月1日の夜中に通るであろう道なので、現場の映像を見て「むむむっ!」となりました。
幸いなことにこれによる怪我人などは出ていないようです。

迂回路があるとのことですが、夜中に細い道は走りたくありません。
地図で確認すると現場はちょうど紀勢自動車道の海山ICと尾鷲北ICの間。
このIC間は無料で走ることが出来るみたいで、ホッとしました。

それにしてもこの辺りは道が整備されてきました。
紀勢自動車道が尾鷲まで伸びれば紀伊半島も近くなります。




タグ:ニュース

中辺路歩き(予定) [熊野古道]

熊野古道歩き。
11月の三連休に予定。
今回はThis is 熊野古道、ゴールデンルートと言われている中辺路の滝尻王子から熊野本宮大社まで。

1日目(11/1)
金曜日の夜9時にクルマで出発。
約5時間後に道の駅「奥熊野古道ほんぐう」に着き仮眠。

2日目(11/2)
朝一番のバスで滝尻へ。
滝尻王子から継桜王子まで。


バスで道の駅「奥熊野古道ほんぐう」に戻り、渡瀬(川湯)温泉のキャンプ場へ。
キャンプ場泊。

3日目(11/3)
渡瀬(川湯)温泉からバスで継桜王子へ。
継桜王子から熊野本宮大社まで。


渡瀬(川湯)温泉のキャンプ場でもう一泊。

4日目(11/4)
ゆっくり寄り道しながら帰宅。

当分の間は、天気予報とにらめっこになりそうです。


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熊野古道歩き [熊野古道]

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旧社地大斎原

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百聞ぐら

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小口自然の家のお弁当。めはり寿司も入っていて美味しかった。

今年も歩きたい熊野古道。
昨年は熊野本宮大社から熊野那智大社までの雲取越え(中辺路)でした。
熊野古道・雲取越え(1日目)
熊野古道・雲取越え(2日目)
熊野古道・雲取越え(3日目)
天候にも恵まれ、とてもよい雰囲気を味わい楽しかったです。

まだまだいっぱいある熊野古道。
大峯奥駈道
小辺路
大辺路
伊勢路
まあ、今回は中辺路の残り、ゴールデンコースと言われている滝尻王子から熊野本宮大社までの40km弱が最有力候補です。
歩くのは2日なんだけど、いろいろ考えても3泊4日の日程になっちゃいそうです。

それとなく嫁には仄めかしておいた(笑)


タグ:熊野古道
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歌碑 [熊野古道]

先日の熊野古道には沢山の歌碑が建ててありました。
一応、全部カメラに収めてきました。

私的一等賞はコレかな。
小雲取のぼりて来ればかるかやに光和みて山つたふ風

エリオットさんに言われて、私も一歌・・・
夕暮れを 一人静かに 晩秋の 急ぐ足取り 雲取の路


小雲取越

「歩まねば供養ならずと亡き母がのたまいていし雲取に来ぬ」嶋正央
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「まさびしきものとぞ思ふたたなづく青山のまの川原を見れば」斎藤茂吉
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「どちらへも遠き山路やおそ桜」岩田涼莵
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「小雲取のぼりて来ればかるかやに光和みて山つたふ風」杉浦 勝
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「かがなべて待つらむ母 に真熊野の羊歯の穂長を箸にきるかも」長塚節
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「男手に牡丹餅にぎり山祭り」平松いとど
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大取雲越

「わが越ゆる大雲取の山中に円に坐す地蔵菩薩は」杉浦 勝
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「鯉のぼり大雲取の一軒に」須川峡生
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「風のゆく梢の音か瀬の音か、下りの道は心たのしも」土屋文明
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「瑠璃鳴くや雲取山のいきいきと」池本皎月
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「輿の中、海の如しと嘆きたり、石を踏む丁(よぼろ)のことは伝えず」土屋文明
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「虎杖(いたどり)のおどろが下をゆく水のたぎつ早瀬をむすびてのみつ」長塚節
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「紀伊のくに大雲取の峰ごえに一足ごとにわが汗はおつ」斉藤茂吉
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熊野古道・雲取越え(3日目) [熊野古道]

2012年11月25日(日)

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寒さで目を覚ましてからは、うつらうつら状態。
この日も5時起き。

インナーテントは大丈夫だが、フライがベタベタ。
食事後は前室でバーナーを燃焼させて乾かしを試みる。
結局は徒労に終った・・・。
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日が出るまではガスっていた。
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大雲取越の小口側入り口。
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円座石(わろうだいし)
大雲取越道のそばにある4つの苔むした大石。
「わろうだ」とは円形の座布団のことで、大石の上に熊野の神々が座って談笑したり、お茶を飲んだといういわれが伝わる。
大石には梵字三字が彫られており、それぞれ阿弥陀仏・薬師仏・観音仏をさす。
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楠ノ久保旅籠跡
約1.5Kmの区間に数箇所の屋敷跡が見られる。江戸時代には、十数件の旅籠があり、大変にぎわったという。北に見える小雲取の桜茶屋を指差して、あそこまで宿屋がないからここにとまるように、と客引きをしたとの話ものこる。
18世紀の参詣者の日記に、旅籠の亭主がいろいろもてなしてくれるが、野菜を植えても猿と鹿に食べられてしまうので、干ワラビ以外には菜や大根の類はない、ということなども記されている。
ここには、大正時代まで旅籠が営まれており、「豆腐あります、風呂わいてます」が宿の宣伝文句であったという。
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胴切坂の看板。
ここまでも相当辛かったが、ここからがもっと辛かった。
休み休み上がる。
胴切とは、この坂を上ると横腹が痛くなり切れそうだ、からきているらしい。
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ヤクに頼る。
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卒業記念で歩くらしい。
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越前峠
標高870m、中辺路の中でも最高所となる。ここにも茶屋があったようだが、屋敷跡ははっきりわからない。
越前峠と小口集落間は、延々と急坂で結ばれる。小口は標高65mであり、一気に800mの高低差を下る(上る)ことになる。特に、楠ノ久保集落跡までは、急坂に石畳が点在する「胴切坂」という、大雲取・小雲取越における最大の難所である。
最大の難所を突破して一息つく。
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看板には870mと書いてある。
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石倉峠から地蔵茶屋跡へ。
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「小口自然の家」でお願いした弁当。
めはり寿司も入っていた。
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エネルギー充填完了。
ここから少し舗装された道を歩く。歩き易いが、上りでエライ。
「色川辻」というところで舗装された林道とオサラバするが、ここでこの日最初で最後の歩行者と出会う。
年の頃は同年代。彼も初めて人と出会ったと言っていた。

海が見えた。キレイだ。
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この辺が「亡者の出会い」。
色川辻からの谷間の道の通称。
この坂を歩くと、物故した縁者や知人が白装束姿で現れるのを目撃するとの言い伝えがある。また、ダル(ヒダル神)やガキ(餓鬼)と呼ばれる亡霊にとりつかれ、異常な空腹感に襲われて死に至るとの伝承を南方熊楠が記録している。ダルやガキに憑かれた際には、わずかでもよいから食物を口に含めば、亡霊をしりぞけられるという。
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そして、とうとう舟見峠に到着。
舟見峠から南にもう少し進むと舟見茶屋跡がある。
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茶屋跡の上に眺望の良い東屋が建っていた。
宇久井の辺りだろうか。
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時間を気にしながら下りを急ぐ。
心拍的には楽だが、脚に力が無くなってきた。
靴の影響もあり、足首を挫きそうになる。

長い下りを歩き通し、やっと那智大社へ降りてきた。
時間は15時ちょっと前。
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さっさと参拝を済ます。
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帰りの南紀8号は17時10分、紀伊勝浦を発車。
15時45分発の紀伊勝浦行きのバスに乗る。
一旦、那智駅で下車して駅前の温泉に入る。
着替えが出来、さっぱりする。
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40分後、16時42分那智駅発のバスに乗り紀伊勝浦駅へ。
駅前のお土産屋で家にお土産を買う。

発車10分前に紀伊勝浦駅に着く。
乗車率95%。
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ビール2本とめはり寿司。
気持ち良く眠れた。
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歩行時間は7時間(古道のみ)。
この日出会ったのは、たった1人だけ。


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