これは我が家の道路を挟んだ北側の45年も前の様子。
今は我が家の前だけが空き地で、その他はすべて家が建ってます。
その当時、北側の相当に広大な土地に、大きな会社の工場や寮がありました。
そして写真の妹の立っている奥には、その工場の焼却用の穴があり、おじいさんがいつも物を燃やしていました。
おじいさんと仲良くなった私は、おじいさんが物を燃やしているのを見つけると遊びに行きました。
焼き芋を焼いてくれたり、いろんな話をしてくれたのが楽しかったのでしょう。
おじいさんには、小学校の低学年くらいまで仲良くしていただきました。
しかし、その会社自体が傾きかけ名古屋を出て行き、おじいさんとも会えなくなりました。
その跡地の大部分には8階建ての県営住宅ができ、その他の部分には家が建ち始めました。
ただ運命と言いましょうか、そのご子息に中学の時にお世話になるんです。
その時はホントにビックリしました。
そんなおじいさんとの会話で、ある時、私の祖父の話になり名前を出すと、「◯◯伍長殿のお孫さんですか」と言われました。
何でも銃剣術を教えて貰っていたとのこと。
後から父に聞いたところでは、祖父は名古屋城に駐屯していた連隊で銃剣術の師範をしていたようです。
そんな我が祖父は、20年くらい前に94歳で亡くなりました。
7才くらいの父を遊びに連れて行くと言って女の所へ行き、子供にしてはかなり遠くと思える場所から「お前一人で帰れ」と言って帰らせたようです。
後に父から何回となく聞かされた話で、いつも憎々しげに話します。