昨年12月初めより、どうも体の調子が悪い。
12月はずっとグズグズしていて、年明けによった本調子に戻ったと思ったら、また風邪を引いた。
今回は風邪の三大症状が全部やってきた。
喉の痛みに始まり、咳が出て、今は鼻水が酷い。
ここ数年は鼻水の症状がない風邪ばかりだったが、久しぶりにティッシュの消費量がすごい。
ゴルフ愛好家がそわそわし始める季節と書き出せば、大半の方は疑問に思うだろう。まだ一月。冬場のゴルフは寒い上にボールも飛ばぬ
▼毎年、この時期にゴルフ用具各メーカーがドライバーなど新商品を発表する。そわそわの理由である。練習はしたくないが、ドライバーの飛距離を一ヤードでも稼ぎたい。そういう下心から新テクノロジー搭載をうたう新商品がほしくなる。密告するようで心苦しいが、家人に内緒で高価なドライバーを何本も購入し、隠し持っている人を知っている
▼シロウトのゴルフでもそうなのだから競技に人生をかけるトップレベルの選手たちが道具にこだわり抜くのは当然である。事実ならば使用者には動揺があるだろう。陸上の長距離走で好記録を連発するナイキ製の「厚底シューズ」の使用を世界陸連が禁止するだろうと英メディアが報じた
▼箱根駅伝で目立っていたピンク色のあのシューズといえばお分かりか。五輪出場が見込まれるトップクラス選手も使用している。厚底による高い反発力が好成績につながるらしいが、公平性が保てぬという批判もある
▼禁止か容認か。世界陸連には早急に最終判断を示していただきたい。東京五輪・パラリンピックまで間もない。規制となれば、切り替えに慣れや練習も必要である
▼選手をそわそわさせたくない。結論を一秒でも急げる、「シューズ」がほしい。
中日新聞:中日春秋(朝刊コラム)