フランスってすごいな。
ちょっと古いが「出張中の行きずり性交渉で死亡「食事同様」労災認定」という記事ニュースを見つけた。
なんでも、行きずりの女性と性交渉をした出張中の男性が腹上死しました。それに対しパリの裁判所は、男性の死を労災と判断し、雇用していた企業に対し遺族に賠償責任があるとの判決をしました。
出張中であっても性行為は、シャワーを浴びたり食事をするのと同じ日常の行為なんだって。
日本では考えられません。
遺伝子の視点からみることで生物の進化の世界はより理解できる。英国のドーキンス博士が提唱して、反響を呼んだ「利己的遺伝子説」である。人を含む生物はそこで、遺伝子が自己を複製して、残していくために利用する「乗り物」であるらしい
▼中国で発生したコロナウイルスによる新型肺炎の感染者数が、ここ数日で跳ね上がっている。感染者がいる地域も国境の内外で拡大した
▼このコロナウイルスについては懸念されていた人から人への感染が、中国政府の専門家グループによって確認されている。人を「乗り物」として利用し、増えていくだけでなく、乗り継いで広がっていく性質があるということであろう。さらに遺伝子が変異する可能性もあり、拡散の懸念は一段と強まっているようだ
▼中国ではきょうから億単位の人が移動するという春節(旧正月)の連休が始まる。大移動の中で、旅行者がウイルスの「乗り物」になるおそれが否定できない
▼重症急性呼吸器症候群(SARS)の際、中国政府は情報を隠している。利己的なふるまいの間に感染者は増えた。今回は発生地の武漢市の交通を遮断するといった大胆な策に打って出るという。ウイルスの移動を止められるかは、未知数だろう
▼わが国をはじめ各国の水際での対策も重要になってきた。ウイルスの大移動を止めるために、足並みをそろえる時であろう。
中日新聞:中日春秋(朝刊コラム)