小池百合子知事「東京五輪中止はまずあり得ない」楽しみにしてきたF1の開幕戦オーストラリアGPが明日より始まります。
今のところ通常開催が予定されていますが、二つのチームのスタッフ合計5人が、新型コロナウイルスに感染した疑いがあるとして検査を受けています。
と書いている今、マクラーレンチームのスタッフに陽性反応が出て、チームはレースを棄権するようです。
さて、どうなるんでしょうか、このオーストラリアGP…。
そして、東京オリンピック。
都知事はこんなこと言ってますが、どうなんでしょうね。
裏では、「延期」や「中止」の議論が行われている気がしてなりません。
「それぞれの世代は、それぞれ異なるものを見る」。米国の作家スタインの言葉という。世代という窓の向こうに見える光景の中に、生涯の目標を見つける人もいる
▼空襲、焼け跡、厳しい日々の暮らし、世の中の混乱…。幼かったが、見るものを忘れることはなかった。六歳で終戦を迎えた野間美喜子さん。自身を「戦争を体験した最後の世代」と位置付けて、記憶や体験を「残さなければ、永久に失われてしまう」と後世に託す運動に乗り出す
▼弁護士で、名古屋市にある「戦争と平和の資料館ピースあいち」の初代館長を務めた方だ。市などに資料館づくりを求める活動を始めたのが一九九〇年代の前半だった。バブル崩壊の影響もあり、自治体は容易に建設に踏み切らない。だが意欲は衰えなかった
▼「かつて平和に至る過程には英雄がいたが、一九六〇年ごろを境に、大衆が平和を勝ち取るようになった」と新聞記事に言葉がある。大衆の力を信じ、同じ思いの多くの人たちと地道に活動を続けてきた
▼取り組みを知った女性が土地と多額の資金の提供を申し出て、民営のピースあいちができたのは二〇〇七年のことだった。運動を始めて十年以上が過ぎていた
▼野間さんの訃報が先週届いた。八十歳だった。「最後の世代」からも多くの証言や記憶が集まったというピースあいちは、大衆の施設らしく住宅地の中にある。
中日新聞:中日春秋(朝刊コラム)
うちの母親はこの野間さんより2つばかり上ですが、中村の田舎だったからかあまり怖い思いをした覚えはないと、子供のころ聞いた覚えがあります。ただ一度だけ、焼夷弾が屋根を突き抜けたが発火しなかったことがあったと言ってました。
愛知県と名古屋市が共同で管理運営する「愛知・名古屋 戦争に関する資料館」というのが2007年7月に開館しています。開館するに辺り、この「ピースあいち」も含めて検討したのか。経緯を考えると当然その辺りは考慮したと思われますが、どうなんでしょうね。