nextvoyageによるPixabayからの画像「ウイルスをまく」の男性死亡愛知・蒲郡、入院先の医療機関で重い持病があったとはいえ、元気そうにカラオケ歌っていたのに…。
かなりの困ったちゃんとの噂(ネット情報)のある人ですが、まだ50代なんですよね。
重い持病がなんだっかたは分かりませんが、人間がこうも簡単に死んでしまうことにショックを受けました。
亡くなったというだけで、死亡原因は分かりませんが、改めて新型コロナの恐ろしさを実感しました。
印象に残る言葉が多い村上春樹さんの『海辺のカフカ』の一節である。主人公に向けて語られる。<人はその欠点によってではなく、その美質によってより大きな悲劇の中にひきずりこまれていく>と
▼新型コロナウイルスの感染が拡大したイタリアを報じるニュースに、その言葉を思い出した。世界中の人を引きつける観光地と経済を支える工業。国の美質を擁する北部を中心に悲劇的な状況が続いている
▼感染者と死者は中国に次ぐ数になった。詳しい感染経路などは不明のようだが、国境を越えて多くの人が行き来する重要な地域であることが、感染拡大の背後にあるともみられている
▼人と人が近い国だろう。店先でのおしゃべりや抱き合ってのあいさつといった光景は、ほほえましくも映る。欧州からの報道には、この近さが急な感染拡大に関係しているのではないかとあった
▼各地の夜の光景が報じられている。外出が制限される中、家のバルコニーから誰かが歌うと、近くから遠くから、歌が連なって大きくなる。悲しさをたたえた地元のカンツォーネもあった。危機を乗り越えようと、歌で互いを励まし合う。人と人が近い国の尊い美質であるように思える
▼国境を閉じる動きが世界中に広がる。国と国が、人と人が、互いの無事を祈りつつ距離を取らなければならない時、イタリアの光景に励まされるようでもある。
中日新聞:中日春秋(朝刊コラム)
家のバルコニーから誰かが歌うと、近くから遠くから、歌が連なって大きくなる…私も映像で見ましたが、これが様になっているんですよね。
しかし、日本人がこれをやっていたら、騒音おじさん・おばさんになりかねません。
白い目で見られるのことは必至です。