『シュリーマン旅行記 清国・日本』ハインリッヒ・シュリーマン
図書館から予約本入荷のメール。
忘れてしまいましたが、どこかで紹介されたこの本が面白そうなで、すぐに図書館で予約。
それから2ヶ月くらい経ったのでしょうか。
すっかり忘れていました。
トロイア遺跡の発掘で知られるハインリッヒ・シュリーマンが、その6年前の世界旅行で立ち寄った清国と日本について書いた見聞録です。
時は明治維新の3年前、1865年です。
この混乱の幕末の江戸の様子を、「なんの偏見にもなんの偏見にも捉われず、清新かつ客観的に観察した。執拗なまでの探究心と旺盛な情熱で、転換期日本の実像を生き生きと」活写しています。
当時の日本人の書物だと長さの単位がよく分からなかったりしますが、この本ではメートルとかキロメートルで書かれているので想像しやすいですね。
実際、私と同じ目線で江戸の街を見ていてくれている感じです。
かなり面白いです。
「日本の猫の尻尾は1インチあるかないかなのである。」