ウエステルダム号下船の女性 新型コロナに感染確認
日本に寄港したダイヤモンド・プリンセス号を考えると、かなりの感染者がいると思われますが、乗船者のほとんどが下船してしまったようですね。
そもそも感染者がいないとしたカンボジアの対応が、よく分かりません。
アメリアのメディアなんかは、日本の対応を批判してますが、このニュースを見てどう思っているんでしょうね。
「寺内貫太郎一家」などの脚本家、向田邦子さんは自分のことをせっかちな性格と書いている。「気がせくときに前を歩く人がのそのそしていると、非常に腹を立てる癖がある」(『霊長類ヒト科動物図鑑』)
▼よく分かるという方もいるか。歩きの場合ならまだしもこれが車の運転時となれば、こういうイライラや怒りはなんとしても封じ込めたい。依然として後を絶たぬ、あおり運転の問題である
▼全国の警察が昨年摘発した、あおり運転などによる道交法違反(車間距離不保持)は一万五千六十五件と聞いて、驚く。そんなにあるのか。前年から約二千件増えている
▼神奈川県の東名高速道路で無理やり車を止めさせられた夫婦にトラックが突っ込んで死亡した二〇一七年の事故が社会問題化し、あおり運転の危険に対する認識は広がっているだろうと考えていたが、甘かったようである。怒りにまかせた危険な運転は減るどころか増えている
▼向田さんはイライラしないため、気がせく場合は遠回りと分かっていても混まない道を歩くようにしていたそうだ
▼車ではそうもいかないだろうが、まかり間違ってもあおり運転などをしないため、運転時の怒りを抑える方法を早急に見つけることを強くお勧めする。警察庁は厳罰化に向け、違反一回で即免許取り消しのほか、懲役刑を設ける改正案を今国会に提出する予定である。
中日新聞:中日春秋(朝刊コラム)