SSブログ

令和二年二月十七日 気候変動による氷河融解 [中日春秋]


20021701.jpg

安倍ショック
「2019年10~12月期GDPが年率6.3%減 5四半期ぶりマイナス」という、予想を上回る悪さでした。
個人消費が年率換算11%、企業設備投資が年率換算14.1%だって・・・。
消費税増税10%は、破壊的な影響力がありました。
実質賃金の低下に消費税増税となれば個人消費は減り、企業は儲からず設備投資は後回し、もう負のスパイラルですね。
消費税収は増えるけど、国全体の税収はかなり減ってしまうんでしょうね。

クリを使った洋菓子のモンブランの姿を思い出していただきたい。その名はアルプス山脈最高峰モンブランに由来するが、形はともかく色は「白い山」にどうも結び付かない。マロンペーストの黄色や茶色が目立って、雪や氷河に覆われた山が想像しにくい

▼なんでも一九〇〇年刊行された料理書「グランド・キュイジーヌ」にはクリのペーストをドーナツ状に絞りだし、その中心に泡立てた生クリームを添えたお菓子をモンブランと紹介しているそうだ。これならば「白い山」と胸を張って言えそうだが、時代の経過とともにその山のお菓子は氷河に見立てた「白」よりも、山肌の「茶」の方が主役になっていったらしい

▼現実の山の方でも大きな変化が起きている。こちらは甘い話ではない。気候変動の影響によってモンブランの氷河が急速に消失しているという。「白」が消えている

▼フランスのマクロン大統領は最近、ふもとのシャモニーを視察し、氷河消失に対抗し、周辺地域の環境保護対策を強める方針を表明した。入山規制なども検討されているという

▼過去三十年の間に数百メートル単位の氷河が消えている。一九一九年にモンブランを撮影した写真と現在の写真の比較を見たが、「白」が明らかに後退している。増え続ける登山客のゴミも問題になっていると聞く

▼対策の成功を祈る。名峰を茶か黒の山とは呼びたくない。
中日新聞:中日春秋(朝刊コラム)


100年前との比較を見ると、氷河が小さくなっているのがよく分かります。
スイスの氷河減少も深刻なようですね。
スイスは、2050年までに国内の二酸化炭素の純排出量をゼロ(排出量と吸収される量の相殺)とする目標設定を決定していますが、大量に排出している国がヤル気無しですからね。

20021702.jpg

スポンサーリンク


nice!(33)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 33

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Copyright © チンチコチンでトキントキン、時々ダランダラン All Rights Reserved.

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。