12月1日、中日新聞の朝刊コラム
師走は後を振り向きたくなる時節なのかもしれない。また一年が過ぎる。その一年一年の積み重ねである「過去」をふと考えさせる力が師走にはある
▼いい年をした男たちが、泣くかもしれない。きょう一日の東京・国立競技場でのラグビーの関東大学リーグ対抗戦の早大-明大。その終了後、松任谷由実さんが「ノーサイド」を歌う
▼現在の国立競技場での最後の早明戦になる。二〇二〇年の東京五輪に向けて新国立競技場が建設される。日本の成長期を象徴する現在の競技場は来年七月、解体される
▼日本が元気だった一九八四年に発表されたアルバム「NO SIDE」に入っている。女性がラグビーの試合を観戦している。男には最後の試合。しかし<長いリーグ戦、締めくくるキックはゴールをそれた>。失敗して、ノーサイドとなる。男は<もう二度とかぐことのない風、深く吸った>。敗北と、青年期が終わることへの静かな悲しみが伝わる
▼男は現在五十すぎか。成長、終身雇用、年功序列の時代は終わり、会社員であり続けることさえ厳しい三十年だったはずだ。親も弱ってきた。子どもの就職も難しい。老眼も進んできている。理想のゴールに向けいろんな苦労をしてきたが、人生のノーサイドもそろそろ考えずにはいられない
▼あの曲に涙ぐむ男を見かけてもそっとしておいてほしい。そんな日もある。
こんなのを読んでしまったので、早明戦をテレビ観戦した訳です。
こんな私にもラガーマンと言っても差し支えのない友人が二,三人いる訳で、一時はよく大学ラクビーを観てました。
一貫して明治大学の応援をしてましたね。
理由は、年の頃は私より少し上か同じくらいか、青田赤道に似た明治のナンバー8の選手が好きになってから。
早瀬だか、川瀬だかそんな名前だったような・・・。
ロスタイム三分経過後、ゴールキックのボールがバーの間を通り、ノーサイドの笛。
ここでユーミンが現れて・・・、えっ、もうすぐ放送終了だよ・・・。
で・・・、放送は終了してしまいました。
『ノーサイド』聞いて涙したかったのに。
そんな私は、中島みゆき派です。
ちょっと、歌声がアレですね・・・(汗)
NO SIDE
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: EMI Records Japan
- 発売日: 1999/02/24
- メディア: CD
スポンサーリンク
2013-12-02 21:00
nice!(41)
コメント(8)
トラックバック(0)
トラックバック 0
トラックバックの受付は締め切りました
スマートフォン専用ページを表示
この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
早明戦、少しだけ見ましたが、最後にそんなことがあったのですね。
なかなか粋な趣向ですね。
by tac-phen (2013-12-03 04:06)
中島みゆき、良いですね。
by koni (2013-12-03 08:47)
歌声ほんとアレですね(^w^) ・・・
中島みゆきね。
この歳になって改めて聞き直すと歌詞が深い気がします。
最近は「空と君のあいだに」が好きかなぁ?
by えりお (2013-12-03 17:25)
tac-phenさん
家族に文句言われながら見てましたが・・・。
でも久しぶりでしたが、やはり面白かったです。
by tsun (2013-12-03 18:42)
koniさん
基本、暗めの歌が好きです・・・。
by tsun (2013-12-03 18:46)
えりおさん
いや~、歌声にはビックリしました。
前にも書いたかも知れませんが、重ステのスプリンター・トレノで知多半島へドライブに行った時に、ずっと「リインカーネーション」の歌がかかってましたね。
by tsun (2013-12-03 18:54)
nice! 間違えて外してしまいました。
踏み直して置きます。すいませんm(__)m
by さらまわし (2013-12-04 15:43)
さらまわしさん
いつもありがとうございます。
by tsun (2013-12-04 17:05)