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『北海道 16の自転車の旅』 [読書]


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久しぶりの自転車旅本。
著者は私と同い年で、何かと「うむ、うむ」と肯けることが多く親近感を覚える。
隣のテントから出てきた人が竹で作った笛をくれると言う。
普通ならそこから旅の会話が弾むようなシチュエーションだが、この著者は「そんなもの要らんけど、悪いから貰った。吹いてみたが音が出ない」なんて書いてあって笑えた。

寂旅(じゃくたび)
-多くの旅は「行った結果、寂しかった」-
良いねぇ。
私もどちらかと言うと寂の世界の人間。
旅に出た時は人と話すのが億劫であり、寂しくもあります。
でも、そんな寂しさを楽しんでいるんですよね。

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基本輪行の、北海道の2,3泊ツーリングのコースガイドにもなります。
面白かったです。

ある時は宗谷丘陵でオホーツクの風に吹かれ、またある時は釧路湿原の奥にひそむ知られざる大湿原に足を踏み入れ、過疎の山村ではかつて吉村昭が描き出した凶暴なヒグマの影におびえ……。
北海道の自転車旅といえば「目指せ宗谷岬」とか「北海道一周旅」というイメージが浮かぶが、本書で選ばれたルートはメイン道路をはずれたいわば「裏街道」。テントを積み、雨風に打たれながら、寂しい道をひとり行く。
北海道在住のアウトドアライター・長谷川哲が季刊誌「自転車人」で約5年間続けた連載をまとめたタフな自転車紀行。巻末に、この道のプロならではの詳細なツーリングガイド付き。


北海道 16の自転車の旅

北海道 16の自転車の旅

  • 作者: 長谷川哲
  • 出版社/メーカー: 北海道新聞社
  • 発売日: 2013/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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コメント 10

のっぽさん

17で北海道行った私としては、気になりますね!
by のっぽさん (2014-07-08 07:54) 

koni

大学の時に半月ジムニーに乗って旅をした時のことを思い出します。
自転車で走ったら気持ち良いでしょうね。
金と暇があったらなぁ~~~
by koni (2014-07-08 08:23) 

ranran

次は松本伊代ですか?!07
by ranran (2014-07-08 21:02) 

tsun

のっぽさんさん
読まさせていただきましたよ。
口ずさむ歌なんかが、私達とドンピシャですよ。
by tsun (2014-07-09 00:17) 

tsun

koniさん
そんな頃は2サイクルジムニーですか?
気持ち良いでしょうね。
定年になったらキッパリ会社を辞めて・・・・・・・・・・
by tsun (2014-07-09 00:19) 

tsun

ranranさん
16は齢じゃないですから・・・
そう言えば、旦那が出てきたので伊代は見かけなくなりましたね。
by tsun (2014-07-09 00:21) 

昆野誠吾

若い頃自転車で函館から苫小牧まで行きましたが
熊注意の標識とかあっておっかなかったです。
寝袋もっていったけど1回も使いませんでした(笑
by 昆野誠吾 (2014-07-10 16:04) 

ももんが

私も走ったことない所ばっかりです。
読んだらわくわくして眠れなくなりそうです。
by ももんが (2014-07-10 21:42) 

tsun

昆野誠吾さん
クマ注意!なんて標識があったら、キャンプなんてする気になれないですよね。
ちょっとした音でビクついて、おちおち寝ることも出来ないでしょうね。
by tsun (2014-07-10 23:56) 

tsun

ももんがさん
ガイド本としても良いのではないでしょうか。
宿を使えばロードバイクでも、十分に二泊くらいは出来そうですよね。
by tsun (2014-07-10 23:59) 

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