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令和二年一月二十七日 働き方改革 [中日春秋]


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今日の中日春秋の記事内容は、絶対に大相撲で幕内最高優勝した徳勝龍関のことかと。
その考えはみごとに外れましたが、今場所の徳勝龍関の活躍はすごいものがありました。
最近はスルーすることが多くなりましたが、憎っくき白鵬が休場で、平幕力士が頑張っているとなると、大相撲も気になってしまいます。
上位陣の不甲斐無さはありましたが、徳勝龍関のあの体、調子良く体調が万全なら強いだろうなと思う。
徳勝龍関は嬉しいだろうが、正代関は悔しくて堪んないだろうな。

寛政期の江戸歌舞伎を代表する名優、五代目の市川団十郎が芝居に対する心構えを伝える、「市川家のおしえ」はなかなか厳しい

▼「下手と組まず、上手と組む。下手とはつきあはず、下手と外あるかず、巻き添えにならぬように引きずり込まれぬように」。下手な役者とは外も歩けない

▼かと思えばがんばりすぎるなとも教えているのがおもしろい。「年に二度も出かす、役とる度に大でかしする気で大魂胆しては命たまらず」。抜くところは抜かないともたないよとは現実的である。「おしえ」がもっとも強調しているのは健康の大切さなのだろう。「寿命なければ(芝居を)やれず、長生きせねばならず」とある

▼とすれば、この見直しももっともな話だろう。松竹は同社制作の二十五日間の歌舞伎公演について、四月以降は休演日を設定すると発表した

▼働き方改革の波がここにも。これまでは、二十五日間連続の公演だったが、一日の休みを入れるそうだ。休養の必要性を訴えてきたのは五月に十三代目の団十郎を襲名する市川海老蔵さんで、あの「おしえ」が念頭にあったのかもしれぬ

▼チケットは取りにくくなるか。されど、ただでさえ、役者に長時間の緊張と体力が必要な歌舞伎である。休みによって役者が精力を取り戻し、よい芝居を見せれば大向こうにも悪い話ではない。なにより「寿命なければやれず」である。
中日新聞:中日春秋(朝刊コラム)


知りませんでしたが、日本の労働生産性は主要7か国中でずっと最低なんですね。
イタリアよりも低いとは・・・。
例えば1万ドルを稼ぐために、日本企業は、29人の社員で7時間超の労働。米国企業は、19人で7時間、ドイツ企業は25人で6時間弱とのこと。
それでは、日本が頑張っていた時代はどうだったかと言うと、今よりもちょっと良かったくらい。
日本は、労働人口の多さと残業時間で生産を補ってきたんですね。
そうすると日本人は「でくのぼう」なのか。
いやいやその反対で、その有能な人材を上手く使えなかったのが今までの日本企業。
働き方改革によって企業がやらなければならないこと、それは一人当たりの生産性を引き上げること。
まあ、そういうことみたいです。
これからの日本人は大変だぁ。

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