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熊野古道・雲取越え(2日目) [熊野古道]

2012年11月24日(土)

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このビジネスホテルには無料朝食が付いていたが食べられる時間が7時半から。
本宮行きのバスが始発が7時5分で次が8時40分。着くのが8時半に10時。
本宮大社や大斎原を廻って小雲取越の入り口である請川までの5Km弱を歩くと、たっぷり1時間30分は掛かるだろう。
泣く泣く朝食は諦めて、5時起きの6時半のチェックアウト。

早朝の新宮駅。
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1時間20分バスに揺られて本宮大社へ。
太陽も顔を覗かせる。
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本宮大社参拝後、大斎原へ。
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国道168号を歩いて請川まで。思っていた以上に遠かった・・・。
ここが入り口。
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民家の庭先をかすめ、熊野古道へ。
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誰にも合わない・・・。
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松畑茶屋跡
熊野参詣道中辺路の派生ルート「大雲取」「小雲取」沿道には、茶屋などの跡が数多く遺されており、「松畑茶屋跡」もその一つである。
現在も、広い平坦地に高い石段を積んだ屋敷跡が二段にあり、墓地の跡もある。
元文4年(1739)の『熊野めぐり』には「松畑茶屋とて四、五軒も有。」と記されている。
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この辺でやっと人と出会う。
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百間ぐら
小雲取越前半の最高のビュースポット。
「おおっ」と思わず声をあげてしまう。
ただ、思っていたより狭いところだ。
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百間ぐらから少し歩いたところで昼食。
何でもないお寿司だがとても美味しい。
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石堂茶屋跡
元文4年(1739)の『熊野めぐり』には「石堂峠」として、茶屋が2軒あり旅客を泊めていた、と記されている。
また、寛永10年(1789)の『熊野詣紀行』では「さハのたわ茶屋」と読んでいる。嘉永元年(1848)の『西国三十三所名所図会』には「石砥茶屋」とあり、山中から砥石がとれたため名づけられたとの記述がある。
茶屋跡の中央付近には、枝が連なった桜(連理桜)の顕彰碑も建つ。
敷地の北側には水場、西方には茶屋の人々の墓石も残っており、往時の生活を偲ぶことができる。
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午後からは誰にも合わず。
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桜茶屋跡
茶屋の庭先に桜の大木があったので桜茶屋とよばれたとのことである。
街道沿いの茶屋の権利は、もともと村が持っていたと見られ、桜茶屋の権利は、享保2年(1717)に、「西」村から孫七が買い取ったという証文が残されている。
大正8年(1919)の天理教大山分教会の記録に、桜茶屋の建物が教会の一部として利用されたことから、桜茶屋はそのころに営業を取りやめたとみられている。
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眺めが良いのでコーヒーでもと思ったが、午後3時を過ぎていたので先を急ぐ。
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やっと人里へ・・・。ホッとする。
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山を下ると小和瀬橋がある。
小口自然の家までは1Kmくらい。

テントは他にいないので好きな場所へ。
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小さいテントなら1000円で利用できました。

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結構イケる。
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風呂は200円。
独り占め。気持ちいい。
その後に一気飲みしたコーラが美味かった。
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ポカポカの体で寝袋へ。
午後8時就寝。
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この後、寒さで目を覚ます。
時計を見ると翌1時くらい。体がブルブル震えている。
使い捨てカイロを取り出し、フリースを着込む。
何とか震えは収まった。

歩行時間は5時間半(古道のみ)。
午前中は10人ばかり、午後は誰とも会わなかった。


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熊野古道・雲取越え(1日目) [熊野古道]

2012年11月23日(金)

10時ちょうどの特急南紀3号に乗るべく、8時40分に家を出る。
早く着き過ぎるが、1時間に1本しかバスがない。
30分後に名古屋駅の人となり、一応指定席の確認をしてみるが、やはり無し・・・。
こうなると早く並ばないとけいない。

1時間に1本のバスが幸いして、自由席1号車の乗車位置に約15番目に並ぶことが出来た。
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さすが3連休、乗車率120%というところか。
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ディーゼル駆動の唸りを聞きながら4時間弱、新宮駅に到着。
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まずはバスのフリー券を熊野交通の瀞峡めぐり遊覧船のチケット売り場で引き換え。
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チェックインには早いが荷物を置かせて貰うため、ビジネスホテルへ向う。
歩くこと10分弱、ホテル・サンシャインに到着。
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自転車を貸してくれると言うので、サイクリストとなる。
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目指すは熊野速玉大社。
自転車で約10分で到着。
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天然記念物 速玉神社のナギ
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ここから出掛ける時にもあったが、年季の入った旅仕様バイクが停まっていた。
天気の悪かったこの日は停滞だったのだろうか。
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約2時間、市内を巡る。
チェックイン後、少し寝て食事に出掛ける。
近くの中華料理屋で生ビールに焼そばとライスをいただく。

シャワーを浴びてくつろいでいると子供から電話。
テレビ電話で喋って電話を切ると、バッテリーの充電マークがひとつ消えていた(汗)

有料放送のテレビを我慢して、10時前に就寝。


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熊野三山 [熊野古道]

今回の目標は、雲取越えを歩くのと熊野三山の参拝でした。

熊野速玉大社
-----wikipedia-----
和歌山県新宮市新宮1にある神社。熊野三山の一つ。熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神とする。

創建年代は不詳である。
熊野速玉大神は、熊野速玉大社では伊邪那岐神とされ、熊野本宮大社では同じ神名で日本書紀に登場する速玉之男(はやたまのを)とされる[2]。また、この速玉之男神の名から神社名がつけられたといわれる。熊野夫須美大神は伊邪那美神とされるが、諸説ある。
もともとは近隣の神倉山の磐座に祀られていた神で、いつ頃からか現在地に祀られるようになったといわれる。神倉山にあった元宮に対して現在の社殿を新宮とも呼ぶ。
・1871年 - 近代社格制度のもとで熊野速玉神社として県社に列格。
・1883年(明治16年) - 打ち上げ花火が原因で社殿が全焼。
・1915年(大正4年) - 官幣大社に昇格。
・1967年(昭和42年) - 社殿を再建。
・2004年(平成16年)7月1日 - 「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録。

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熊野本宮大社
-----wikipedia-----
和歌山県田辺市本宮町本宮にある神社。熊野三山の一つ。家都美御子大神(けつみみこのおおかみ、熊野坐大神〈くまぬにますおおかみ〉、熊野加武呂乃命〈くまぬかむろのみこと〉とも)を主祭神とする。

1871年(明治4年)に熊野坐神社(くまのにますじんじゃ)として国幣中社に列格し、1915年に官幣大社に昇格した。
現在の社地は山の上にあるが、1889年(明治22年)の大洪水で流されるまで、社地は熊野川の中州にあった。明治以後、山林の伐採が急激に行われたことにより山林の保水力が失われ、大規模な洪水が引き起こされ、旧社地の社殿は破損した。現在、旧社地の中州は「大斎原」(おおゆのはら)と呼ばれ、日本一高い大鳥居(高さ33.9m、横42m、鉄筋コンクリート造、平成12年完成)が建っている。
「熊野権現垂迹縁起」によると、熊野坐大神は唐の天台山から飛来したとされている。熊野坐大神(家都美御子大神)は、須佐之男命とされるが、その素性は不明である。太陽の使いとされる八咫烏を神使とすることから太陽神であるという説や、中州に鎮座していたことから水神とする説、または木の神とする説などがある。 家都美御子大神について他にも五十猛神や伊邪那美神とする説があり、菊理媛神とも関係する説もあるがやはりその素性は不詳とされる。
・創建:不明(伝崇神天皇代、B.C.33年?)
・旧社格:式内社(名神大)、官幣大社(現、神社本庁の別表神社)
・本殿の建築様式:第一・二殿は入母屋造、第三・四殿は正面切妻造向拝付、背面入母屋造
・祭事:
・摂末社:功霊社、祓戸神社、満山社、東石祠など
・その他施設:宝物殿

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熊野本宮大社 旧社地「大斎原」

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熊野那智大社
-----wikipedia-----
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある神社。熊野三山の一つ。熊野夫須美大神を主祭神とする。かつては那智神社、熊野夫須美神社、熊野那智神社などと名乗っていた。また、熊野十二所権現や十三所権現、那智山権現ともいう。

参道の長い石段の上は、右に青岸渡寺があり、左は朱の大鳥居と大社の境内が続いている。拝殿の奥には鈴門・瑞垣を挟んで本殿があり、向かって右から滝宮(第一殿)、証誠殿(第二殿)、中御前(第三殿)、西御前(第四殿)、若宮(第五殿)が並んでいる。正殿の第四殿が最も大きく、若宮の左手前には第六殿(八社殿)がある。
なお、現在は山の上に社殿があるものの、後述のように元来は那智滝に社殿があり滝の神を祀ったものだと考えられる。那智の滝は「一の滝」で、その上流の滝と合わせて那智四十八滝があり、熊野修験の修行地となっている。熊野三山の他の2社(熊野本宮大社、熊野速玉大社)では、明治の神仏分離令により仏堂が廃されたが、那智では観音堂が残され、やがて青岸渡寺として復興した。青岸渡寺は西国一番札所である。那智山から下った那智浜には補陀落渡海の拠点となった補陀洛山寺がある。

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最後の熊野那智大社は、帰りの電車の時間もあり駆け足参拝となってしまいました。
ここは那智の滝もあり、一番観光地化されていました。
そう言う私も那智の滝にはもう何回も来ています。

洪水で流される前の本宮大社、花火の火で燃える前の速玉大社であったなら・・・、と思わずにはいられません。


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寒かった [熊野古道]

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温かい良い寝袋が欲しい。
むちゃくちゃ寒かった。
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今から本宮大社へ [熊野古道]

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今から新宮から本宮大社へ移動します。
天気は今のところ薄曇りです。
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11.4Kg [熊野古道]

急遽、LEDランタンを新規購入してきました。
ガスランタンを止め、ガスカートリッジを小2個から中の寒冷地仕様1個にします。
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HIGHGEAR トレイルライトミニ
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あまり明るくはありません(^_^;)

食料。あとは現地で調達。
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総重量、11.4kg。思っていたより軽かったです。
ドリンクはハイドレーションを使用するつもりですが、水も別途必要ですね。
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ではでは、ウヒヒ(^.^)


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荷物 [熊野古道]

う~ん、えらい荷物になりそうです。

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・テント一式(テント、グランドシート)
・シュラフ
・シュラフカバー
・マット
・キャンプ道具一式(コッヘル、バーナー、ランタン、ガスカートリッジ小2)
・カッパ
・ザックカバー
・折りたたみ傘
・非常食
・ライト
・GPS
・ラジオ
・洗面用具一式
・アーミーナイフ
・ステッキ
・救急非常用品(エマージェンシーシート、ポイズンリムーバー、医療品類)
・手袋

あとこれに、着替えと食料です。


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南紀・熊野古道フリーきっぷ [熊野古道]

南紀・熊野古道フリーきっぷ
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以前に記事に書いた“南紀・熊野古道フリーきっぷ”を手配しました。

天気予報とにらめっこしながら予定日を決めました。
3連休という事で、行きのワイドビュー南紀(午前発車の3列車)の指定席は取れませんでした(^_^;)

往復の乗車券と帰りの指定席券、そして熊野交通バスの引換券。

決行日も決まったので、移動日の宿とキャンプ地の予約も行いました。
後は荷物の用意です。


タグ:熊野古道
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カシミール3D (2) [熊野古道]

今日はとても寒いですね。
朝のニュースでは、高山で雪が降っていると言っていました。
11月ももう半ば、そんな季節なんですね。

二日目の大雲取越もルートを作成しています。
ウェイポイントは円座石、越前峠、石倉峠、地蔵茶屋跡、色川辻、そして最後は熊野那智大社。
一日で小雲取越と大雲取越を歩かれる方もいますが、私にはとても無理です。
小口から越前峠までの5kmで、800m登らないといけません。ここは大変そうですね。
休憩を取りながらゆっくりと歩きたいと思っています。

二日目予定の大雲取越コース。
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タグ:GPS
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カシミール3D [熊野古道]

カシミール3Dホームページの「はじめの一歩」をよく読んで、もう一度ルートを作り直しました。
今度はポイントとなる場所をウェイポイントとして登録しました。
ルートはよりコースに沿ってみました。
また、分岐点もウェイポイントとし、(未確認ですが)GPSで表示されるようにしました。

一日目予定の小雲取越コース。
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“百間ぐら”という所がありますが、熊野古道随一の眺望という事です。
夕焼けが特に素晴らしいとの事ですが、今回はお昼でも食べましょうか。


タグ:GPS
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